0%
Preloader image

蝶の湖

蝶の湖 名古屋市立牧野小学校 4年 Chalise Muna 情緒あふれる文章で流れるように読み進めることができました。固有名詞を、それ以外の言葉で表現するなど、たくさんの工夫も伝わりました。特に「僕」の正体が明かされていく過程がとても巧みであり、ラストの展開にも驚かされました。登場人物たちの気持ちの流れを丁寧に追いつつ、短い枚数で上手にまとめられています。 (棚園正一) 朗読:谷口真規(総合劇集団俳優館)

僕とノンプレイヤーキャラクター

僕とノンプレイヤーキャラクター 名古屋市立大高小学校 6年 船橋美羽 ゲーム・仮想世界という現代っぽいテーマで書かれており、入り込んで読むことができました。その世界に対する主人公の憧れや街の雰囲気が上手に表現できています。ラストのどんでん返しにも驚かされました。思わず読み終わった後に何度も前半を読み返してしまいました。自分の正体を知ってからのNPCの葛藤や活躍にも想像が膨らみます。 (棚園正一) 朗読:池戸慎之助(巣山プロダクション)

パタパタプリンの”ちょっと” 残念なお話

パタパタプリンの" ちょっと" 残念なお話 豊明市立三崎小学校 6年 小本 真梨子 オオカミ少年しょうねんの話はなしのオマージュですが、細部さいぶがよく書かけてまとまっています。店主てんしゅがとことん自分中心じぶんちゅうしんの考かんがえなのもおもしろいです。自分じぶんだけが頭あたまがよくて、他人たにんをばかにしていた店主てんしゅが最後さいごの窮地きゅうちにたったときになにもできず、くしゅんとなる様子ようすが目めにうかびます。 朗読:宮腰 裕貴

台風つくえ

台風つくえ 名古屋市立南陵小学校 5年 永井 咲衣 台風たいふうつくえという発想はっそうがとてもユニークで面白おもしろいナンセンス作品さくひんです。台風たいふうつくえのくるくる回まわる勢いきおいが強つよくなる理由りゆうも、勢力せいりょくを弱よわめるための解決策かいけつさくも、本当ほんとうらしく感かんじさせるところがうまいです。解決かいけつもこどもたちでやるところが好感こうかんをもてるし、最後さいごに氷こおりのつぶがついていたというオチも楽たのしいです。 朗読:鞍本 里都